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2009年 07月 31日
先日、雑誌「pen」をぱらぱらとめくっていると、緑のデザインという特集が掲載されていて、世界の都市のグリーン度を比較していました。内容は、公園の広さや大気の汚染度、温暖化ガスの排出量を比較したランキングをつけたもので、北欧の小さな都市がトップ、東京をはじめ全般的にアジア・アメリカの評価は低い。
コンパクトで公園の多い都市は有利だから、単純に比較すること自体はなかなか難しいなぁ、という印象はぬぐえなかったけれど、こうして並べてみると、ヨーロッパの都市は評価が高くなる、という分布には興味を覚えた。 旅行で行った印象を思い返してみても、たしかにランキング上位の北欧の都市"環境"はやっぱり印象がいい。気候のよさも関係するけれど、2年ほど前に行ったヘルシンキやストックホルムは街の中にうまく自然が持ち込まれていて、歩いていても心地よい。 記事によると、ストックホルムでは、環境先進地区が指定され大きな成果をあげてきたことが指摘されている。やっぱり彼らの方が都市や建築を長いスパンで捉えていて、的を絞った努力を段階的・持続的に行っている印象がある。 日本でも同様のモデル都市があるようだが、CO2削減という数値のみに振り回されて、具体的な成果に向かう推進力・持続力に欠ける気がする。所有権や経済的な理由がくっつくから難しいという言い訳は一見成り立つけれど、そこには、都市や建築を(自然も)長い目でみて、みんなで守り受け継ぐもの、という思想がかけている(根づいていない)のだろう。 日本も、田舎の村を思い出すと、「山や川は土地のものだから、、」、とつぶやく人の姿が思い浮かぶけれど、都市に来ると急にそういう感じがなくなる。一方でヨーロッパの都市には、街に対する市民の気持ちが存在している気がする。そうやって考えると、日本の自然もヨーロッパの都市も、自分(個人)が関わるずっと前から偉大な存在なんだよな、と思う。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2009-07-31 23:01
| エコロジー
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