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2009年 10月 28日
ワタリウム美術館で、メキシコの建築家/ルイス・バラガンの展覧会が開かれています。本日施主打合せを終えた後、この展覧会に立ち寄ってみました。
展示では、ルイス・バラガン自邸の空間が1分の1でそのまま再現されています。本(写真)で繰り返し見ている有名な住宅ですが、実際のスケールで味うことは、なかなかないチャンスです。なにしろ地球の反対側・メキシコの住宅ですから。 会場構成を担当したのは日本の建築家、妹島さん+西澤さんで、オリジナルの家具や蔵書をそのままもちこむなど、現場の空気感を再現することに徹底的に力が注がれています。今日は夜に行ってしまったので、直接感じることができなかったけれど、美術館の現場の窓と、展示対象の部屋の関係などをみていると、光の入り方に対しても細心の注意が払われているようでした。 部屋に入り込む光の質と量が、本物の部屋と同質になるべく、考えられているように見えました、ぜひ朝や昼間の時間にも訪れてみたい(ワタリウムは同一展示期間中何度でも入場可能なので、、)。 3階で上映されていたビデオ(自邸の様子を撮影したもの)は、これまでバラガン作品を紹介した画像とは印象が異なっていました。 バラガンの建築では"静寂"がテーマとなっています。そのせいか、これまで見てきた写真はほとんどの場合、おきまりの視点からの"決め"(見付)となるシーンをとらえたものが多い。バラガンを紹介するとき、視点は止まっているのだ。 なので、部屋のつながりや空間の展開といったものをぱっと見でとらえるのは難しかったように思う。今回のビデオでは、家の中を動き回る視点により撮影が行われており、各部屋のかたちや関係をわかりやすくとらえることができました。そしてそれを追体験できるように1分の1の空間がとなりにある。 例えば、バラガンが静かな瞑想の時間をすごす小さな書斎はどんな場所にあるのか、が見えてきます。ビデオの中ではバラガン自身の一日の過ごし方も語られていました。彼が求めた静寂の時間と空間を、リアルに想像できたように思います。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2009-10-28 23:12
| アート
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