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2009年 12月 21日
マラケシュを出発し、サハラ砂漠を目指す。
オートアトラス(モロッコを縦断する山脈)を超え、カスバ街道を東にひた走ると、街道の行き先アルジェリアとの国境近くに砂漠が現れる。 で、、砂漠の前にまずはこのカスバ街道を行く旅。 カスバとは城壁で囲まれた要塞のことだ、この街道沿いには大小たくさんのカスバがある。これらカスバの中には、現在も生き続けている街、小さく風化しているような街、あるいは観光地として見せ物のようになっている街、いろいろな状態が見えた。 共通しているのは、土の日干しレンガによって作られていることで、この土の要塞の風景は、自然の土が徐々に盛り上がって、いつのまにか細かく垂直水平を描く線と、陰影を顕す影が現れたようでもある。 人が集まる場所は、この地域ではオアシスだから、青々とした緑と土色の風景が印象的である。 ↑この写真はカスバ・ティフルトゥト。 下はアイト・ベン・ハドゥ。ここは保存状態もよく観光地として整備されていて訪れる人も多い。映画の舞台にも使われているとか。。 それはともかく、ここではこの砦の作られ方がよく見える。大小の土の日干しレンガが積み上げられ、その上に土が塗り付けてある。壁の上には水はけをよくするためか、角を保護するためか植物の茎を束ねた笠木が設置される。 大きなブロックはおそらく棒を渡して人力で運んだためであろう、小さな丸い穴が一ブロックに対して決まった数だけ空いている。 ちなみにこんな風にブロックを積み上げて外装を行う工法は、現代においても一般的で、工事現場を見ると(というか作りかけの建物が割合多い)こんな感じだ。 そういえばカンボジアでも同じような現場の風景を見た。 で、これは、同じくカンボジアで建てられた石山修武さんのひろしまハウス。 今も昔も、地域がことなっても、地元で手に入る材料を用いて(←現在は流通があるのでこれは昔の場合)、人が運べる程度の大きさのブロックを積み上げていく方法はもっとも合理的で経済的な工法なのだろう、ーもちろん地震が少ないことが前提になるのだろうけど。 話が随分ずれたけど、こんな様子をみながら、考えながら、、カスバ街道を走ります。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2009-12-21 02:30
| モロッコ紀行
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