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2009年 09月 14日
階段のデザインは、設計の中でも大切なポイント。
下記の二つの小さな住宅では、それぞれの空間の要求に応じて階段を軽く見せたいと考えました。それも、ローコストで、、。全体をスチールでつくる方が軽やかな階段ができますが、木とスチールの組み合わせとして、少しでも安くし、また木の素材感による柔らかみを取り入れています。 本棚の家では、居間や食堂を本棚がとり囲み、その外側に階段、その外側に窓をもうけました。階段と本棚が内部にとって干渉空間となるように位置づけています。 この中で外部の光をほどよく取り入れるためにも、階段は抜けのよいものにしたい、と考えた訳です。ここでは、折れ線状のスチールのささらを上階に渡しかけ、そこに木の段板を乗せています。 この階段の寸法は緩やかに設定しました。上り下りの途中で本を手に取り、あたたかな日だまりの中で、階段にちょっとすわって本を読む、そういう場所になってほしいなと考え、寸法の余裕を持たせたのです。 赤塚の家は、吹き抜けに設置した階段。平面的なスペースが小さかったので、1階に対して圧迫感を与えないように配慮し、軽やかさを求めました。そしてこのときは、本棚の家よりももう少し値段を押さえたいと考えています。 本棚の家のササラのように、鉄で大きな部材をつくると、加工費・運搬費・設置費がかかります(まあ、それが普通ですが)。ここでは鉄も小さな部品として持ってきて、現場で大工さんに組み立ててもらいました。段板の木、蹴込みのスチール、それぞれの板を順番に壁に差し込みながらボルトで縫い合わせ、全体としてもたせる考え方です。ローコストをねらった苦肉の策ですが、なかなか上手く行ったように思います。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2009-09-14 23:31
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