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2009年 12月 12日
1階に大きなガラス面があるとき、当たり前のことだけど、雨戸と防犯対策について相談をうける。
一番簡単なのは、既製アルミサッシに付属のシャッターや雨戸を取り付ける方法。コストは安い、また商品によってはうまく通風機能が仕込まれているので、夜寝ているときに雨戸を閉めながら風をとおすことができる。だけど、やっぱりあまり感じの良いものではない。 使用する場合でも設計の段階で、上手く戸袋がかくれたり、外観になじむような方法を考えておくべきだ。 防犯ガラスを用いる方法もある。防犯ガラスはガラス2枚の間にフィルムを挟み込むことにより強度を高め、ガラスを突き破りにくくしてある。余分な要素を増やすことなく防犯性が高められるため、ややコストは高いが有効な手段と言える。 他の方法として、昔ながらの木製雨戸を取り付けるのもなかなか良い。外観上も雰囲気をやわらかくする要素となり、自然の風合いが経年変化の味にもなる。この家の場合は、中のプライバシーを守るため、道路側に木製のデッキと塀を設置したのだが、同材で雨戸と戸袋を製作した。 雨戸の開け閉めは、なんとなく住む人と家との間で交わされる日々の対話とか気遣いのようにも感じる。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2009-12-12 01:10
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