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2010年 09月 30日
矢萩喜從郎さんプロデュースのイベント「建築空間と身体」に参加してきました。
イベントは3部構成で、 第1部は、「チャールズ・イームズ、ヤニス・クセナキス 2人の建築家に見る、多領域へのシフトしていく姿」。イームズの映像作品(ショートフィルム)と、クセナキスを紹介するドキュメンタリー映像、を見ることができました。 イームズのショートフィルム、今回見たのは、1.黒船、2.ケプラーの法則、3.エラトステネス、4.トポロジー、5.2のn乗、6.版図。 ケプラーの法則やトポロジー、なんて聞くと、ちょっと拒絶反応をおこしてしまいそうですが、それをイームズの作品世界の中で、楽しみながら、視覚的印象として頭に残してくれます。 イームズの映像には、、これはきっとアニメーションだからこそできるのでしょうが、スケール間の移動(←powers of ten!)、や、現実世界と概念世界を自由に行き来する視点があって、世界の多様な捉え方の実践として、いつ見ても考えさせられます。それは、子供の視点にも似ている(ように感じました)ので、映像としての親しみや楽しさが出てくるのかもしれません。 クセナキスの映像は「カリスマX」というドキュメンタリー。 クセナキスは、コルビジェのもとで、フィリップス館・ラトゥーレット修道院を担当し、後に現代音楽家となった人物で、、特にラトゥーレットの中庭廊下の窓割りには、彼の影響が見られることで有名です。 この映像の中でも、クセナキスが音楽表現として楽譜をとても大事にしていた、ことが指摘されています。分割/構成、、、など、視覚でとらえられるバランスを、音の世界に落とし込んでいくことで、作曲の新しい方法を見いだしたようです。 ちなみに映像は、フランス語ベースで英語字幕だったので、ちょっと大変でしたが(もちろんほとんど読めず聞こえずでしたが、)、、、翻訳文も頂いたので、これから復習です。 第2部は、辻本早苗さんによる45分のパフォーマンス「縮む 膨らむ 歪む」。 会場構成を矢萩さんがされていて、5人のパフォーマーが80センチ×210センチのパネルを動かしながら、いろいろな空間の創造と移動が展開していく、、こんな感じです。 後のディスカッションの中で、辻本さんが話されていた「建築はとどまっている中に空間があるけれど、私たち舞踏家はこっちからあっちへ動く動きの中に空間がうまれることを意識しています」という言葉が印象的でした。 第3部は「建築空間と身体」をテーマにしたパネルディスカッション。矢萩喜從郎さん、辻本早苗さんに加え、三宮麻由子さん、水沢勉さん、の4人のお話でした。 三宮さんは4才で視力を失ったエッセイストの方で、日常生活においてまさに視覚に頼らない空間把握を実践されています。 またそれだけではなく、そのこと(視覚以外での空間把握)について深く洞察・思考をされている方でした。お話をお聞きしていると、とらえた感覚を正確に言葉に置き換えようとする態度、や、はっきりとした話し方が、が印象的で、話に引きつけられました。著作も読んでみたいですね。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2010-09-30 14:25
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