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2013年 10月 15日
カンボジア小学校建設、プレゼンの報告。
みんなで村長の家に上がり込み、 高床式の床はすのこ状になっていて、風も通り、結構快適な会場でした。 肝心の提案の方ですが、、 現在カンボジアの小学校は、1年生のときの就学率は割合高いけれど、卒業率が低い、という問題を抱えています。学年があがっていく度に、すこしずつ学校に来る子供たちが減っていくのだそうです。その一番の理由は、貧しい家庭が多いため、こどもたちも労働力として働きはじめてしまうからです。少し読み書きができるようになると学校に来なくなってしまうとのこと。 また現地でお話を聞いてみると、家から学校が遠いため、通うことが大変だったり、危険なこと、あるいは、トイレの整備が不十分なために特に女の子は通うことがイヤになってしまうこと、等も脚が遠のく理由だそうです。 こうした状況もふまえ、計画案では、 1)子供も大人も集まることができる楽しい空間をつくること 2)快適な環境をつくり、気持ちよく授業が受けられるようにすること を主要なテーマとしました 1)子供たちが通いたくなる楽しい空間にすることは勿論のこと、村の大人達にとっても学校が身近で親しみのある場所、になって欲しいと考えました。人が集まれる場所をつくり、いろいろな村の行事に使って欲しい。 小さな村において、誰にとっても身近な施設になることは、卒業率の向上にもつながるように思います。 2)電気も水道もとおっていない場所ですが、建築のつくりを工夫して(現地のアイデアも取り込みながら)、快適な居住環境をつくることを目指しています。さらに、井戸やソーラーパネルなど、敷地内で得られる小さなエネルギーをつかいながら快適性を高めることも考えています。 建築の形態においては、あまり無理はしていません。建設地はカンボジアのそれも田舎の方です、日本にいる私の監理が行き届かない中で、難しいことはできないと思いますし、そもそも、今後も現地でつくられる小学校の1タイプとして、繰り返し真似ができるような形式を提案することの方が(まあ、そのままではなくても)、特別なカタチを提案をすることよりも価値のあることだと考えています。 また現地に方々にとって、つくりやすいということも大切なポイントです。 だからといって、これまでに作られてきた形がそのままで良い訳ではありません。現地小学校のつくりをベースとして、単純で小さな操作を加えながら、大きな効果が得られる様な提案を考えました。 プレゼンの際に見て頂いたのは、このイメージ画像。詳細はまた改めてご報告できれば。 so1architect. 山崎壮一建築設計事務所ホームページ
by so1yamasaki
| 2013-10-15 16:16
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